青森県高等学校理数科課題研究発表会が、12月11日(土)理工学研究科で行われました。この発表会は今回で11回目。青森県高等学校長協会理数科部会が主催し、五所川原高校理数科1・2学年生徒、三本木高校理数科2学年生徒・SSHコース1学年生徒、八戸北高校1・2学年SSHコース生徒が、数学・地学、物理、化学、生物の分野で研究した成果を弘前大学理工学研究科を会場に発表するものです。理工学研究科と農学生命科学部の教員が講評と助言を行いました。
「物理」の分野では 7つのチームから「鳴り砂の研究」「重力加速度の測定」「光の波長の測定と回折現象」など、プロジェクタとスライドを用いて発表されました。
八戸北高校 2年生の二部(にべ)さんら 4人のチームは「宇宙線 -安定かつ高性能な霧箱の製作-」を発表。宇宙線観測に十分な霧箱を製作することは想像以上に困難であり、たび重なる失敗があった。酸素透過の少ないラップ樹脂の探索、最適な温度差を得るための携帯カイロの数、飛跡のもととなるエタノールの最適量など、を工夫してそれを克服した、と説明しました。
助言者の理工学研究科 倉又秀一教授 は、α線・μ粒子・β線の区別方法や、線種が明確な放射線源を使用することを助言。
発表後、二部さんは「緊張なく発表できた。霧箱の製作条件が難しく、目的の宇宙線の観測よりも、高性能な霧箱を製作することが研究となってしまった。よりよい霧箱ができたが、時間が足りず十分な実験ができなかった事が残念。大学の先生から助言をいただいたように、高校にある放射線源を使っての基礎実験と宇宙線の観測を続けてみたい。」と感想を述べていました。
宇宙線について発表する二部さんら
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